2019.09.15 Sunday
修理 : OPINEL(ナイフ)。
JUGEMテーマ:ジュエリー・アクセサリーの修理&カスタムリフォーム

20年ほど使っているオピネルのNo.8 の修理です。細かな刃こぼれができて、折りたたむ際にもハンドルの木材が収縮した為に開閉がきつくなっていました。安全装置であるロックリングもいまいち動きがよくありませんでした。
自分にとっては愛用の、しかも唯一のナイフです。使いやすく安価で手軽で、手になじみ研ぎも簡単で切れ味鋭い。世界中にファンがいるのも納得のオピネル。新しいものを買おうかな。。。と思いつつ、常にこれ一本で過ごしてきました。(ナイフはこれしか買った事がありません)
刃こぼれは初めてですが、数年ぶりのメンテナンスをしてみました。
まず分解、リングを外してカシメを抜き取りバラバラにします。刃こぼれ部分は細かく鋸状になっていました。1mm弱の凹みが複数ありましたので、卓上グラインダーで優しくなでるようにして削りました。
ハンドルのナイフが収まる部分は前回使用後に濡れたので、水分で縮んだようです。よくネットではオイル漬け必須という記事をみかけますが、自分は必要性を感じずに今まで使ってきたのでこれからもそのまま。そのままのオピネルが好きなのです(^^)
で、ヤスリを通して僅かに隙間を広げて余裕を持たせてあげました。カシメの棒は二度ほど分解した時に歪めちゃったので、新しいものを用意しました。強度と手軽さで手元にあった真鍮棒を入れてます。
組み立てたら刃を研ぐわけですが、オピネルはとにかく研ぎやすいです。自分の様な素人でも見よう見まねでとにかく鋭く仕上げられます。刃材の断面がそのようになっているからと聞いた事があるのですが定かではありません。
しかし切れる。ということが大切なナイフにとって、とにかく簡単な手入れで済むのは長く愛用するうえで重要な要素です。
で、軽く開閉できてロックもしっかりと可能。なんでもスパスパ切れる仕上がりで復活しました。これひとつで野宿やバーベキューの時など、なんでもこなせます。サイズも色々とあるのですが個人的にはこのNo.8 が一番好きです。程良いサイズでなんとなく可愛げがあるというのかな?
人それぞれなので用途に応じて様々なナンバーを揃える方もいますし、安いので気軽に買い換えるのもありだと思います。子供の頃はサバイバルナイフを持ったシュワちゃんに憧れたりしましたが、実際は親指の長さほどの刃があれば実用には足りますね。
一応、こういう修理もできますよ! というブログでしたが、意外と簡単なのでお好きな方は是非ご自身でやってみてください。愛着が湧きますよ〜
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